モーニング娘。のDNA―おニャン子クラブは2度解散する… (宝島社新書)
08/18/2020 21:39:31, 本, 永田 一八
によって 永田 一八
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内容(「BOOK」データベースより) 30代はなぜモー娘。の虜になるのか。その鍵はつんくのおニャン子「再現」にあった。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 永田/一八 1969年生まれ。東京都出身。芸能・パソコン・競馬など多方面で活動する“石川梨華ヲタ”のフリーライター。大学時代におニャン子ミニコミ誌の編集長を務めた経歴を持つ 村田/穫 1968年生まれ。東京都出身。筋金入りのファンとして、おニャン子クラブとそのファンを17年間見つづけてきた。アイドル・芸能関係の雑誌に編集・ライターとして携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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1968〜69年生まれの二人の芸能関係のライターが2002年に刊行した本。一般にモーニング娘。(1997年〜)はしばしばおニャン子クラブ(1985〜87年)との類似性が指摘され、実際に大人数のグループであること、メンバーの加入と卒業、ユニットやソロの派生、TVのバラエティ番組から誕生したこと、全盛期の楽曲の好調な売れ行き、若者からの絶大な支持という点で、一見両者は多くの共通点を持つ(前者のプロデューサーつんく自身、おニャン子クラブのファンクラブ会員であり、またモーニング娘。ファンには元おニャン子ファンの世代も多い)。しかしこれらの共通点の多くは、乙女塾など他のアイドルにも見られる特徴であり、また細部では両者の相違点も数多い。すなわち、芸能界デビューの経緯(番組のただのアシスタントとして出発し、常設オーディションコーナーで日常的に増員され、それぞれ所属事務所が異なるおニャン子クラブと、最初からプロの歌手を目指し、非日常的なイベントとして不定期に増員され、ほぼ同じ事務所に所属するモーニング娘。なお、前者は主としてコンサートツアーごとに、後者は不定期に卒業生が出る)、芸能活動におけるスタンス(学業優先の「クラブ活動」としてのおニャン子と、「プロ歌手」モーニング娘。)、プロデュース体系(放送作家秋元康らフジテレビという組織が、会員番号を付けてプロデュースするおニャン子クラブと、表向きは歌手つんく個人が率いるモーニング娘。らハロプロ)、リーダーの位置づけ、世間的認知度(大学生〜中高生に支持されたおニャン子と、「国民的アイドル」モーニング娘。)、時代背景ゆえのファン行動の差異(インターネットの有無とアイドルへの入れ込み方の差異)の点では、両者の差異は顕著である。したがって両者は似て非なるものであり、優劣をつける必要もないというのが、本書の主張である。
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