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季刊ステレオサウンド no.199

09/09/2020 19:16:04, ,

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内容紹介マッキントッシュの最新プリアンプC52が表紙を飾るステレオサウンド199号は、これまで本誌では一度も実現していなかった「レコード音楽を主役にした特集」をお届けします。ご説明するまでもなく、ここで言う“レコード"とは、アナログレコード、CD、SACD、デジタルファイルなど、さまざまな記録メディアおよびフォーマットで収録された録音作品全般のこと。企画内容については下記「特集1 必聴のオーディオ名盤」の項をご参照ください。創刊50周年直前号となるステレオサウンド199号は、オーディオにとって普遍のテーマのひとつと言える「レコード音楽とオーディオ再生の関係」を見つめ直す一冊です。特集1 必聴のオーディオ名盤[80選]巻頭を飾るこの企画は、これまで本誌では一度も実現していなかった「オーディオ名盤」をテーマにした特集です。ここで本誌が言う「オーディオ名盤」とは、音楽ソフトのガイド本などでよくご紹介される一般的な名盤のことではありません。自らが取り組むオーディオ再生との関係において大きな価値や意味を持つ、オーディオ愛好家個人が極めてパーソナルな理由で選定したレコードのことを本誌では「オーディオ名盤」と呼び、本特集ではオーディオ評論家を中心とする計8名が、自らにとっての「オーディオ名盤」を、音楽ジャンル、録音メディア、フォーマット等を問わずお一人10枚挙げて、それぞれの選定理由や魅力ポイントをご紹介しています。併せて、6名の評論家が自らのオーディオ名盤10枚のうちの2枚を持ち寄って、さまざまなタイプの現代スピーカーでそれらを聴き比べた「オーディオ名盤試聴座談会」を、クラシック篇とポップス&ジャズ篇に分けてお届けします。特集2 新世代デジタルコンポーネント ライバルモデル徹底比較特集2はデジタル再生の先端を行く最新ハイエンド機器を一対一で比較試聴する記事です。採り上げるライバル対決は50万円クラスから300~400万円クラスまでの計四組で、内訳はD/Aコンバーター三組、SACD/CDプレーヤー一組。どの対決も同じ価格帯の製品を、音質だけでなく、設計上の特徴を含めて徹底比較しています。この特集をご覧いただければ、多機能化とハイスペック化が急速に進むハイエンドD/Aコンバーター、着実に進化を続けるハイエンドデジタルディスクプレーヤー、それぞれの現在地が分かるでしょう。
以下は、季刊ステレオサウンド no.199に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
珍しく、近所のどこの本屋に行ってもなかった。配本されなくなってきたのか、経営が傾いたのか、と心配になったが、売り切れたのかもしれないとも思った。アマゾンでの説明を見るとオーディオ的な名盤特集ということだったので、にわかな若い層がとびついて売り切れになったのかな、そうすると薄い内容かな、とも危惧されたが、思い切って購入。これがなかなかよかった。まずオーディオ名盤特集ではほぼ執筆陣全員の寄稿が読め、ページのデザイン(写真や文字の色合い)もよかった。柳沢先生と小野寺さんは序文も書いているのでふたつ読めたし、一関のベイシーの菅原さんも連載と合わせふたつ読める。「創刊200号を前にして、原点に帰る」という一文があったが、思い返せばあの五味康祐の評論はまさに自分の名盤をいい音で聴くという態度で書かれ、名演奏がいかにその装置で素晴らしい音を聞かせたかという事が自分や他の音楽愛好家の人生経験や音楽の作者(作曲家)の人生の伝記とともに、ほろほろと語られていたものだったのである。黒田恭一さんが亡くなられてから、近年のステレオサウンドに少し薄まっていたのはそんな特にクラシック音楽愛好家のもつ濃厚な思いやいい意味での教養主義、文学趣味のようなものだったように感じていたが、でも、よく思い出してみると、後ろの方の連載では許/嶋/宮下/海老澤/高橋/菅原といった人たちが少しずつ愛好家としての息のようなものを書きもののなかで吐いてくれていた。他の雑誌について書いたことでもあるが、このような雑誌が仮になくなってしまった時のことを想像すると、その穴はやはり大きいと思う。時代は移り変わる、などと平然とはしていられない気がする。インターネットは、端末機器がまだひょっとして未発達なのかもしれないが、そこでの情報享受感覚はまだフラットすぎて、しかも大衆操作も容易な装置であるから、本屋にいろいろと刊行誌が並んでいるという光景は私たちが思っているよりもっとずっと重要な事であるという気がする。まだまだ続けてほしいと思う。

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