絆 (講談社文庫)
07/03/2020 03:45:19, 本, 江上 剛
によって 江上 剛
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内容紹介 「康平、銀行には勝てんよ。金を返すまではね」。丹波から身一つで出てきた森沢康平は愛知で染色業を営む矢井田と出会い、かつて「ガチャ万」と言われた繊維業界で働くことになる。昭和から平成、日本経済が大きく動いたとき、同郷の幼なじみ、大手銀行に勤める治夫と再会し――。走り続けた男たちの物語。高度経済成長、バブル崩壊、貸し剥がし、ハゲタカ――ずっと走り続けた中小企業の男たち。彼らがいたから、今の日本がある。「康平、銀行には勝てんよ。金を返すまではね」。丹波から身一つで出てきた森沢康平は愛知で染色業を営む矢井田と出会い、かつて「ガチャ万」と言われた繊維業界で働くことになる。昭和から平成、日本経済が大きく動いたとき、同郷の幼なじみ、大手銀行に勤める治夫と再会し――。走り続けた男たちの物語。※本書は2006年6月、扶桑社より刊行された『絆』を文庫化したものです。 内容(「BOOK」データベースより) 「康平、銀行には勝てんよ。金を返すまではね」。丹波から身一つで出てきた森沢康平は愛知で染色業を営む矢井田と出会い、かつて「ガチャ万」と言われた繊維業界で働くことになる。昭和から平成、日本経済が大きく動いたとき、同郷の幼なじみ、大手銀行に勤める治夫と再会し―。走り続けた男たちの物語。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 江上/剛 1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行。人事部、広報部や各支店長を歴任。銀行業務の傍ら、2002年には『非情銀行』(新潮文庫)で作家デビュー。その後、2003年に銀行を辞め、執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
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昭和の時代を切り抜いた物語だ。デジタルカメラが主流の昨今、この小説は銀塩カメラで写したモノクローム写真の様な香りが感じ取れる。主人公の少年期は「次郎物語」を彷彿とさせる、辛い思いをしながらやがて人との出会い、また綿密な取材に裏打ちされた繊維業界での青年期からの人生、まさに人と人との絆を考えさせる小説であり読み終えた後に、とても充実感を味わうことができた。
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